2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「3」の世界

「3」という数字が僕の背中に背番号のように張り付いている。何かのユニフォームやサッカーのTシャツを着ているという訳ではない。もっと具体的な表現を使うならば「3」という数字は背中だけではなくて、僕の周囲を絶えずうろちょろしているのだ。例えば、…

12月の台風

キャロルキングの歌声を聞くと、何故か冬の沖縄の台風の日を思いだす。その年沖縄には12月だというのに台風が来て、本土復帰後に多く植樹されたと言われるやしの木を大きく揺らしていた。キャロルキングの歌声のある部分の音域が、僕の記憶のスイッチを入…

錯覚(あるいは非現実的な現実)

部屋はまだ宙に浮いたままそこにある。日々沢山のものが光の線となって過ぎ去って行く。人々はあちらからやって来て、この部屋の周辺を通って、やって来た方向と逆の方へするりと抜けて行く。それがこの世界であって、時間の流れのなす現象だとしたら、世界…

公園のある小さな嘘

数年前に、飼っていたカメの子供が死んでしまったので、近所の公園の池のほとりに生えている大きな銀杏の樹の下に埋めた。何年前の事だったか。確か7年とか8年とか、それくらいだったと思う。兎に角その頃から僕は亡きコガメに手を合わせる為、その公園に…